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若者論とポポロ事件

学問の自由と大学の自治
別名 ポポロ事件
最高裁昭和38年5月22日大法廷判決

 ええええええ!って結果ですよね。何それ,っていう。私はいち学部生として,学問を追究する者として,警察官という権力の持ち主に,どこまで学問というものを理解してもらえるかを考えた場合,難しいんじゃないかなって思います。
 権力が真理追究に勝る社会に正義はあるんでしょうかね。

 本判決は「政治的・社会的活動」に当たるとし,真に学問的な研究と発表のためのものではないとしたそうです。なんだそれって話ですよね。だったらじゃあ学問の定義は何ですかー!?「学問する主体」の定義ってなんですか?学問でおまんま食ってる人間のことですかー!?ってききたいですよね。

 現代社会では通説として,学生のうちに政治や社会を知ろうぜみたいな風潮になっていて,実学はある程度政治的・社会的活動にコミットしなきゃわからないことってあるじゃないですか。なんか巷の若者論みたいになるけど,こんな判例作っておいて学生の行動範囲を狭めておいて,「最近の若者は無気力化している」みたいなことを,いわゆる団塊世代のオッサン教授は教育相談とかいう講義中に喋ってたけど,テメェ等そろそろウゼェぞ,と言いたい。


 昭和27年2月20日,東京大学法文経25番教室において,同大学公認の学生団体「ポポロ劇団」が公式許可を得て,松川事件を素材とする演劇発表会を開催したが,同会場に,本富士警察署警備係警察官4名が,私服で入場券を買って潜入していたのを学生が発見し,3人の身柄を拘束し,警察手帳を取り上げ謝罪文を書かせた。

被告人はその際,洋服の内ポケットから紐を引きちぎる等の暴行を加えたとして表記法律違反として起訴された。なお,上記の警察手帳に記されていたメモによれば,上記の警察官が少なくとも昭和25年7月末ごろ以降,連日のように大学構内に立ち入り,張り込み・尾行・盗聴等によって学生・教職員・学内団体等の動向・活動・思想傾向等の情報収集を行っていたことが明らかであった。このような事実から,本件は学問の自由・大学の自治(憲法23条)と警察権との関係如何という重大な裁判事件になった。

 第一審判決は,学生を無罪とした。「学生の自治」に関する部分としては,「学生,教員の学問的活動一般は自由でなければならない。そして,この自由が他からの干渉を受けないためには,これを確保するための制度的乃至情況的保障がなければならない。それは大学の自治である」,「学生も教育の必要上,学校当局によって自治組織を持つことを認められ,一定の規則に従って自治運動をなすことが許されている」,「被告人の上記の行動は,憲法第23条を中心にして形成される重大な国家的国民的法益に対し,徒らにこれを黙過することなく実効的に防止する手段の一つとしたもの」という。検察が上告した。
 破棄差戻し。差戻し後,被告人は第一審で有罪とされ,控訴・上告も棄却された。
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