スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

高度経済成長の検証 その2

①植民地支配と未完の戦後処理
 日本の戦後とは,多くの日本人にとって苦労が徐々に報われて経済復興として想起されがちである。しかし,その順調な「経済復興」の大きな要因として,いわゆる朝鮮特需やベトナム特需があったことは忘れがちである。1950年代の韓国や台湾は冷戦の最前線であったがために,常に戦争の影や独裁政権の重圧に苦しんだ。そして,日本の海外進出企業は,そうした開発独裁下の韓国や台湾に進出し,現地の労働力を利用して旺盛な経済活動を行っていた。戦後の日本人は,冷戦構造の現実を,自らが構成した植民地支配や侵略戦争の「その後の問題」を容易に忘れてしまった。

 国際情勢を読みながら市場を開拓していくのは,市場主義社会ではもはや当たり前で,それによって私たちの生活が支えられているのであろうが,そのカラクリを知らずに,お涙ちょうだいの苦労話や感動物語に塗り替えるのは,私は正しくはないと思う。
 ただ,今回引用している文献は,私の感覚からすると少し左寄りなのかな,と思う。戦後処理問題は,証拠が挙がっていないものに関しては責任を負う必要も無いし謝罪する必要も無いとの意見もある。なのでここは,断定せずに,今後も情報収集をしていきたいし,一次文献を探していきたい。

 私が戦後処理問題に関心が向いたのには理由がある。私は以前,夏休みを利用して京都のゲストハウスに住み,毎日祇園のネェチャンをひっかけようと勤しんでいた時期がある(ひっかけるとは,芸妓ビジネスを読み取るという意味)。そのゲストハウスに,観光で来ていた台湾の女の子に会った。私は高校生のときに学校さぼって遊びまくっていたので,その子と話して初めて「太平洋戦争」とは日本とアメリカの戦争ではなくて,様々な因果が絡んだ戦争なのだと知った。そして,日本が台湾に侵略したという事実も。

 日本が加害国であるという認識を私は持っていなかった。自虐史観は好きではないが,加害国としての責任,また今後どんな風に海外の人と接したらいいのかわからなくなり,もっと勉強したいと思った。
スポンサーサイト

Powered by FC2 Blog

FC2Ad


Copyright © ゆうかのおつむ All Rights Reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。