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みずほちゃん

今日もみずほちゃんのお話。

あとで読む。

2バンク体制の看板を取り下げ 追い込まれたみずほの解体計画
ダイヤモンド・オンライン 5月23日(月)5時29分配信

みずほフィナンシャルグループが、合併以来、どんなに批判されても掲げ続けてきた“看板”を下ろすときが、ついに訪れた。顧客によって対応する銀行を分けた2行体制だ。みずほの歴史に刻まれる大転換だが、表向きの行内変革プログラムも虚しく、その決断は外圧に屈した結果にすぎなかった。

「千載一遇のチャンスだ」

 持株会社のみずほフィナンシャルグループ(FG)と、傘下のみずほ銀行(BK)へ検査に入った金融庁は、息巻いていた。

 東日本大震災の直後に、BKが2度目となる大規模システム障害を起こしたことを受けての検査だったが、金融庁にとってそれは単なる足がかりにすぎなかった。システムの話だけで矛を収めるつもりなど、さらさらなかったからだ。

「経営陣の旧3行のバランスは間違いなく崩してもらう」「特別顧問に座るOBの一掃も譲れない」

 金融庁は今回の不祥事の落とし前として、二つの変革をみずほへ突きつけた。意図するところは、合併前の旧行意識を引きずった体制の解体と、旧経営陣との完全なる決別だ。

 みずほの歴史は、旧富士銀行、旧第一勧業銀行、旧日本興業銀行の3行合併で幕を開ける。そして、個人と中小企業向けのBK、海外を含む大企業取引と投資銀行業務を担う、みずほコーポレート銀行(CB)という、世界で唯一の2バンク体制を敷いて猛攻勢をかけようとしていた。

 ところが、対等合併に固執するあまり、その実態は旧3行のバランス維持装置に終始する。ポストを分け合い、FGは旧一勧、BKは旧富士、CBは旧興銀出身者の既得権益の“入れ物”となった。そして、行内で互いの足を引っ張り合う、お世辞にも一体とはいえない、お粗末な経営体制を続けてきたのだ。

 それをさらに厄介にしてきたのが、前田晃伸・前FG会長、杉山清次・前BK会長、齋藤宏・前CB会長の存在だ。

 彼らは7年もそれぞれのトップに君臨した後、空席だった会長職に就き、誰が権限を持つのかわからない6トップ体制をつくり上げた。その後、実質的に退任へと追いやられたにもかかわらず、特別顧問に納まって影響力を発揮し続けてきたのだ。

 金融庁はみずほのこうした体制をかねて問題視しており、事あるごとに変革を迫ってきたが、みずほは温存し続けた。「ガバナンスがきかないなら解体もありうる」という言葉が出るほど、業を煮やしていた当局が、今回の失策を見逃すはずがなかったというわけだ。

 今回、金融庁に攻め立てられたみずほは、現体制の解体を余儀なくされた。西堀利・BK頭取は引責辞任。塚本隆史・FG社長が後任に就き、佐藤康博・CB頭取がFG社長を兼務する2トップ体制となる。

 当局としては、西堀頭取の出身行だった旧富士のポストをつぶすことで、イスを強制的に一つ減らし、「まずは旧3行のバランス体制を崩すことを明示」(当局関係者)させることが狙いだ。

 とはいえ、この新体制は急場をしのぐ苦肉の策。「子銀行を監督できていないFGの責任は重い」と、金融庁幹部が話すように、塚本社長は西堀頭取と同様、退場を命じられてもおかしくなかった。

 しかし、そこで問題となったのが後任人事。「次の人間が見当たらない。2人も辞めさせると人事がめちゃくちゃになる」(みずほOB)という事情があったのだ。そのため、「実権を佐藤頭取に集め、塚本社長は持株会社から子銀行への実質的な降格」(同)とすることが、落としどころになったというわけだ。

 ここにも特別顧問である旧経営陣3人の罪深さがうかがえる。というのも、彼らは後継者を育てなかったばかりか、放逐してきた経緯があるからだ。今回、そんな彼らも揃って詰め腹を切らされ、出ていくことになった。

 経営体制だけではない。FG内の組織の整理にも手をつけざるをえなくなった。2013年の完了をメドとして、商業銀行と、投資銀行を含む証券業務、そして信託銀行という三つの機能にまとめる方針だ。これによって事実上、BKとCBは一つになり、みずほの象徴ともいえた2バンク体制は終焉を迎える。

 旧行意識の象徴として批判され続けた、2バンクの看板を掲げてから取り下げるまでに要した時間は、まさに“失われた10年”。みずほに巣くう問題の根源を探れば、3行合併時に行き着くのだ。

 とはいえ、銀行という“箱”を二つから一つにしてポストを減らしたところで、意識の面で行内が一つにまとまらなければ意味がない。

 これまでも、表向き「みずほ変革プログラム」と銘打った取り組みを続けてきたが、抜本的な改革には遠く及ばなかった。今回もまた、「こんなことになったら旧富士の人間が黙っていないだろう」との声が、すでに聞かれる始末だ。

 今回のショック療法を生かし、行内よりも顧客や世界に目を向けられなければ、システム障害で失った信頼を取り戻すことは難しい。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木崇久)


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